身近な外国人との交流を通じて、ちょっと勇気を振り絞ってコミュニケーションをとってみる、相手のことをわかろうとすること、民間レベルの異文化交流こそが世界平和の第一歩かもしれません。
活動背景:
2013年より東京都立小平高等学校において、異文化理解推進目的で「国際理解のためのワークショップ」を継続開催しています。。本活動は東京米山友愛ロータリークラブとの合同奉仕プロジェクトで、同クラブ朴貞子会員が米山記念奨学生時代に大阪で異文化交流企画に参加者体験した事がきっかけとなり、ロータリアンとなり、東京で企画し、クラブ会員だけでなく、現役米山奨学生や、米山学友と共に、高校生との交流を通じて異文化理解推進を目的とする奉仕活動を展開したいと思った事がきっかけでした。その趣旨に賛同いただいた津野元会員とともに市役所、都庁に問い合わせ、インターネットを通じて探したりした中でご縁が繋がり小平高校での開催となりました。
企画時点から沢山の会員と講師陣関係者の協力をえて、毎年活動を続けておりましたが、残念ながらパンデミックの影響も受け、2020年度は学校との協議の結果、開催を見送らざるをえませんでしたが、2021年度は工夫を凝らして開催できました。
ロータリアンとして外国人は日本の高校生に自分の国のことを知ってもらいと思い、積極的に交流をはかること、日本語でお話しすることで、奉仕の心を実践できる奉仕活動です。日本人会員は当日の記録やアンケートまとめなど、役割分担しながら活動を続けてきております。
本活動は毎年 現役米山記念奨学生や、米山学友にもご協力をお願いし、一緒に参加していただいている参加体験型の奉仕活動です。
活動目的
異文化理解促進:将来世界を舞台に活躍する国際人となる高校生に対して、本企画の国際講師との対話や交流を通じて、お互いの国を知り相互理解をする活動。
語学力向上:英語が苦手な生徒にも少しでも英語に触れ、使うチャンスを設ける事で、学問としての英語がコミュニケーションとしての英語につなげる。
国際視野拡大:本活動を通じて外国語習得意欲増強、海外旅行、海外留学希望者が増え、また高校生と世代が大きく変わらない留学生外国人や、日本人で外国生活を体験された若い国際講師との交流により、自分たちにも世界を舞台にできる可能性があるという事を知ってもらいたい。
活動実施校1「東京都立小平高等学校における国際理解のためのワークショップ」
同学校では、これまでに企画実績がありますが、対面交流です。
「台湾の修学旅行に向けて実践中国語練習」
「国際交流」とグループを分けての活動です。
これまでの活動模様はハイライトよねやま 163号にも掲載されております。
実施日:
2013年9月28日
2014年9月27日
2015年9月26日
2016年9月24日
2017年9月30日
2018年9月29日
2019年10月5日
2020年 コロナで中止
2022年1月25日
活動実施校2:「東京都立成瀬高等学校における国際理解のためのワークショップ」
小平高校時代に企画からお世話になった荒木先生(初回のご担当)が現在赴任中の学校です。荒木先生は国際理解委員長をつとめられ、留学希望の高校生の対応や、国際交流企画をご担当されています。成瀬高校では、パンデミックの影響でオーストラリアへの研修旅行が延期となり、海外との交流企画が例年通りできないなど子供たちへの影響も大きく、本企画を初の取り組みとして行いました。
2021年11月13日開催 ZOOMを利用してのオンライン交流
当日の模様は高校のホームページに掲載されております。
↑このページに高校生の参加感想なども掲載されております。
高校生からのアンケート
1. 外国人講師について印象に残ったこと
日本語がとても上手だった(8)、文化が素晴らしい
発音の教え方がとても上手でした、とても面白かった
話しやすかった、フレンドリーでとても優しかった(4)
親切で色々教えて下さった(2)、良い経験となった
色々な国のことが聞けて楽しかった
とても社交的な人ばかりだった
みんな笑顔で明るく、色々な国の話をしてくれました、とても楽しかった
話が尽きなくて楽しかった
一生懸命私たちに教えてくれているのがすごく伝わった、中国の方は日本人と性格が似ているなと思った
丁寧で、「(中国語を)実際に使えるように」と気遣ってくれた。
質問にも答えてくださってすごく優しかった
講師の方から話を進めてくれて、とても盛り上がって楽しかった
「日本(人)は思ったことをそのまま言わないところが難しい」と言っていて、なるほどと思った
★生徒の様子に合わせて質問を受けたり、話をして下さったりと双方向のやりとりを心がけて下さった
★生徒の反応を見ながら(Feed backを行いながら)上手に指導してくれました
★どの方も大変熱心に生徒と対応してくださっていました。
★親切に接してくれた。日本語が堪能なことが良かった(情報交換が多くできて)
2. 今日学んだ中で修学旅行や今後の生活に特に役に立ちそうなことは何か?
みなさん留学をすごく勧めてくれたので、今後行ってみたい(2)
留学は日本を他の視点から見るためや、他の文化を知るためにも行ってみたい
修学旅行で台湾の方とコミュニケーションが取れる、役立たせたい(2)
修学旅行でお金のことや、台湾の高校との交流で役立ちそう。
今後中国語を学びたいと思っていたので予習となった
日本の文化です。別の国の方から見た日本がどんなところか知ることができて、それを今後も守っていきたいし、台湾の高校生に会ったときに伝えたい。
指差し会話帳には載っていなかった、日常生活で使う言葉
自分の名前の中国語読みを教えてもらったこと。
台湾での現地の会話、気候のこと(2)、交通のこと。
中国語での自己紹介(2)
自分の名前やあいさつを教えてもらったので役立ちそう
台湾では、日本語を話せる人が多いということ
お店で、値段を聞くときのアクセントなど
日本の外に出てみることで、日本の良さも悪さも実感できる
フランスについて。自分が思っていたフランスと少し違った。このように異文化を知れたので、修学旅行でも日本と台湾の違うところを探してみたい
トイレの場所の聞き方
「安くしてください」は使いたい!
文化が日本とは違う。その違いをもっと調べたい
★ 教えて頂いた中国語のフレーズや発音はもちろんなのですが、交流自体が生徒たちの自信や良い思い出になっていくと思います。
★ 中国語の中で、基本的な部分は必ず覚えていると思う。
★ コミュニケーション力を身につけることの大切さを実感しました。
3. 台湾以外に言ってみたい国は?
中国、タイ(3)、インドネシア、ベトナム、トルコ、コスタリカ、イタリア(3)、フランス(6)、ナイジェリア、ブータン(2)、オーストラリア(4)、カナダ(2)、フランス、ロシア、イギリス(2)、スイス、韓国(2)、イギリス、マレーシア、インド、ドイツ、アメリカ(3)
クラブ例会に参加訪問ロータリアンの感想投稿抜粋
●(Eクラブ会員)
➢ 東京都立小平高校での国際交流ワークショップ、ご苦労様でした。高校生が外国語に接し興味を持っていただけることは、本人にも日本にとっても良いことと思います。言葉が世界をつなげるものと信じています。ありがとうございました。
➢ 小平高校との取組、私は何のお力にもなれませんでしたが、生徒の皆さんにとっても、参加したロータリアンにとってもとても有意義なものだったと聞き、私も嬉しくなりました。
➢ 写真も拝見しましたが、皆さん凄く良い表情をしていますね。写真を見ているだけでも、楽しい会の様子が感じられました。これも、この企画の発起人となった朴貞子会員の熱意が参加者全員に伝わった証拠だと思います。本当にありがとうございました。素敵なご報告を有難うございました。
➢ このクラブらしい奉仕活動の一歩が東京米山友愛RCの提案のもとに始まっております。色々な活動を体験しながら、我々が将来独自でできる活動の展開に繋げられたらと思います。そういう意味でも各クラブの特色ある活動を知ることは大変勉強になります。今回の篠塚副幹事の紹介にあるロータリーのWEBでも沢山のショーケースの紹介があり、見ていてその組織の大きさに、また活動をしている方の気持ちにいつも気づかされます。「超我の奉仕」この言葉がそのそれぞれの活動にちりばめておられ、今回の卓話でご紹介の朴会員(東京米山友愛RC)もその実例です。今回の実施はまさにこの精神の表れで成り立っていると思います。それは彼女の熱い思いの他にきっと彼女をロータリーの世界に導かれたロータリアンの教えがきっとあったからだと思います。3年がかかりこの構想がようやく実現できたこと私も本当に嬉しく思ったとともに、彼女から思いを貫く大切さを学びました。同じくネパール学友会発起のギリラム会員もここに至るまでに本当に苦労も多く大変だったと思いますが、このお二人は共通してそれを表に出さず黙黙と作業をこなし目的を達成しております。この二人に私は今回沢山影響を受けました。貴重な体験に感謝申し上げます。皆様の感想投稿もお待ち申し上げます。
➢ 今回の例会は、ネパール学友会の設立、そして東京都立小平高校の国際交流ワークショップの報告と、我がクラブらしい非常に国際的な内容になっています。これからも海外と日本との交流、また海外の情報の報告や、逆に日本国内の情報を海外在住会員へ発信するなど、Eクラブの利点を活かした卓話を続けて行ければと考えています。卓話作成を担当して頂いている会員の皆様、そしてメイクアップして頂くロータリアンの皆様、今後ともよろしくお願います。
➢ 東京都立小平高校との交流活動はとってもすばらしいものだと思います。自分の高校時代を思い出させます。このような交流活動は日本の若者によい刺激を与えることになり、本当にすばらしい奉仕活動だと思います。学友出身のわれわれは、日本のロータリアンからいただいたご恩を、国際交流という形で日本の若者に返すことができて、本当にうれしいことです。ぜひ、この活動を続けてほしいです。
➢ 東京都立小平高校との交流活動のご報告を楽しく読んでいただきました。日本の未来である高校生達と国際交流ができたこと、異文化理解が深まったことを大変嬉しく思います。本当に素晴らしい奉仕活動だと思います。
➢ 高校生の皆さんがとても生き生きとしている様子がとても印象的で、高校生の皆さんにとって、とても感動的なイベントとして心に深く刻まれたように感じました。
●メークアップロータリアンより感想投稿抜粋
(パワー浜松RC)
国際交流ワークショップ、お疲れ様でした。活動内容が濃くロータリーとしての色が大変よくでており、この度の卓話は大変参考になりました。ありがとうございました。
(東京日本橋西RC)
若い頃から国際交流の経験を多く持つことは、互いの文化を認め尊重し、ひいては自国の文化の大切さに気付く良い機会だと思いました。
(川崎南・2590地区)
若い世代の国際交流にすることの意義を再認識させていただきました。 思い返せば私が高校時代、わが母校からもそしてわが母校へもロータリーの交換留学生がおりました。 約40年前その頃は英語圏のみの交換留学生でしたが、相互理解に役立ちました。
(東京銀座RC)
多感な時期に、生きた国際交流の体験を得ることは非常に有意義だと感じます。
改めて勉強になりました。
(写真抜粋)
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